注意喚起

危険な団体による勧誘について

トラブルに巻き込まれないために以下、危険な団体の勧誘の手口を紹介します。「甘い言葉」には、くれぐれも注意してください。

1.カルト宗教による勧誘

学生を勧誘する悪質な宗教団体があります。信教の自由は憲法で保障されていますが、世の中には悪質な宗教団体も存在しています。これら団体の活動に巻き込まれると、皆さんの貴重な時間が奪われ、正常な学生生活が送れなくなったり、家族や友人との関係が壊されたりします。悪質な宗教団体に巻き込まれないためにも、自己管理の徹底をお願いします。

(1)時期・場所
  一人で昼休みに食事をしている時など、一人でいる時に声をかけてきます。
  入学時期に新入生に対して声をかけるケースが多いようですが、長期休暇明けなど、年間を通じて
  在学生も注意が必要です。

(2)勧誘方法
  自分たちの正体や勧誘の目的を隠し、コンサート・ボランティア活動・食事会・勉強会・スポーツ
  サークル・料理教室・講演・セミナー・語学研修・国際交流会等の案内として勧誘してきます。彼
  らは「アンケートにご協力ください」とフレンドリーでにこやかに話しかけ、言葉巧みにLINEID
  や電話番号などを入手します。その後、食事会等に誘います。親しくなった後で、機会を見て徐々
  にマインドコントロール(洗脳)を行います。

 

2.マルチ商法

悪徳商法・マルチ商法による大学生の被害が全国的に多発しています。 消費者が不利益を受けるような商品、サービスを提供することを「悪徳商法」「悪質商法」といい、次のような行為は違法行為となります。悪徳商法(業者)は、“だましのプロ集団” なので、自分は大丈夫と思っていても被害に遭うことがあります。万一、「被害に遭ったかも」「悪徳商法ではないか」と思った時は、一人で判断せずに、家族や学校に早急に相談すると共に、消費生活センターにも相談してください。


悪徳商法の主な手口

(1)資格商法
   自宅に電話がきて、国家試験や民間資格などを勧誘する。あいまいな返事をすると、「契約した
   」と言って高額な料金を請求してくる。また、断ってもしつこく再勧誘してくる場合もある。

(2)デート商法
   出会い系サイトなどで知り合った異性が、恋愛感情を巧みに利用して高額な商品の契約を結ばせ
   る。

(3) マルチ商法
   この商法は、単に商品を販売するだけでなく、販売員の組織(サークル)づくりに特徴がある。
   商品を購入すると同時に会員になり、友人や家族等の身のまわりの人を新しい会員として勧誘し
   ていかなければならず、やがて人間関係を壊すことになる。ネズミ算式に次々と新たな販売員を
   勧誘するピラミッド型の商法である。

(4) キャッチセールス
   販売の目的を隠し、街頭で声をかけて事務所や喫茶店に誘い、強引に商品、サービスを売りつけ
   る。

(5)アポイントメントセールス
   突然、電話等で「選ばれた」「いい話がある」などと呼び出し、待ち合わせの事務所や喫茶店で
   強引に契約をせまり、商品やサービスを高く売りつける。

 

3.対策

(1)知らない人・団体に、安易に氏名・連絡先等の個人情報を提供しない。

(2)アンケートや署名活動に安易に応じない。

(3)曖昧な態度をとらず、嫌なことはきっぱり「ノー」と断る。

(4)団体の身元が不明な場合は、その場で安易に判断しない。
   (インターネットで調べたり、学校・家族・友人に相談してから判断する。)

(5)しつこい勧誘に身の危険を感じたら、迷わず学校に相談する。

(6)その場にいる同調者は「サクラ」の可能性があるため、周りの雰囲気に惑わされない。

(7)隔離された場所(学外の部屋・車等)に、安易についていかない。

(8)後日、直接会って話したいと言われた時は、断る。断れない場合は、一人で会うことは避ける。